ふれあいスタッフブログ一覧
ハナキリン(生活訓練)を卒業してから✿
生活訓練plusハナキリンです。
ハナキリン(生活訓練)には基本2年という期間があり、そのあとは次に歩んでいけるように卒業があります。
先日、ハナキリンを3月いっぱいで卒業し、天王寺の就労移行に行かれたKさんが、近況報告に来てくださりました。
Kさんは、「働きたいけど対人関係が不安で、家からなかなか出づらいときがある。ゆったりしたペースで安定してリズムを作って、対人関係の不安を減らして自信をつけていきたい。」といった目的で生活訓練を利用されていました。
今は就労移行で週4~5日休まず通い、仕事に向けてグループワークを中心に訓練を受けているそうです。人と話すことも増え、就職に向けてのステップを順調にのぼっているみたいです!
ご本人にも、改めて“ハナキリンはどんな所でしたか?”とお聞きしたところ、「通所の練習ができました」「ゆっくりすることができました」「コミュニケーションをもっと練習していても良かったのかな?」と、お答えくださりました。
そして、ご本人から ひとこと。
☆『目標意識を持ち続ければ、目標には近づく』☆
≪2019年6月 もくれんホオノキplusハナキリン(生活訓練)≫
ピアサポーターKのつぶやき ~傾聴~ ✿
ピアサポーターKです。今日は傾聴についてのプログラムを行いました。
私が傾聴に出会ったきっかけや、うれしかったエピソードや、傾聴において難しかったエピソードなどを話しました。実際に傾聴講座で学んだ知識などをハナキリンの利用者さんに解説しました。
ちなみに皆さんは、「聞く」と「聴く」の違いをご存じでしょうか?読み方は一緒ですが意味は違います。聞くは、「物音を聞く」、「話し声が聞こえる」といった風に自然に耳に入ってくることを言います。
聴くに関しては、「音楽を聴く」、「学校の講義を聴く」、「国民の声を聴く」など積極的に耳を傾けるといった意味です。
傾聴とは、ただ話を聞くのではなく、人に寄り添って話を聴くスキルこそが求められます。
私は、昔いじめを受けていたことによってかなり歪んでいました。そのせいか働くためにはコミュニケーションなんて必要ないと勝手に決めつけていました。
しかし、実際に働いてみるとコミュニケーション力が欠けていることによって、明らかに浮いた存在になったりしていました。そういう経験を通じて自分には決定的にコミュニケーション力が欠けているということに気が付きました。そこで就労移行支援のスタッフから生活訓練を勧められたのではと今そう思っていますし感謝もしています。傾聴や生活訓練を通じて、自分はここまで成長できたといっても過言ではないと思います。
ここまで書いた通り、仕事とはコミュニケーション力がかなり求められます。それはどんな職種でも同じと自分は考えています。仕事だけではなく、コミュニケーション力が身に付くことにより、友達も作りやすくなると思います。
なので、前にも書いた通り、傾聴とは話を聞くだけではなく、人に寄り添って話を聴けるようになってほしいという思いをのせて解説しています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
ハナキリンでは、このようなプログラムも行っていますので、ぜひハナキリンまで、お越しください。お待ちしております。
ピアスタッフKより
≪2019年6月 もくれんホオノキplusハナキリン(生活訓練)≫